長野県弓道連盟 会長挨拶
2022年05月
長野県弓道連盟会長
松島貞治
全日本選手権長野県予選会・国体最終選考会を観て
コロナ禍の中で各種大会での講評もままなりません。また、観覧席での応援、観戦も制限しており、弓道の宣伝もできない状況が続いております。
6月に全日本選手権大会長野県予選会、また国体選手の最終選考会も開催されました。感想をまとめます。
「全日本選手権長野県予選会」
6月4日、松本で開催されました。会長という役職もあり審判員を務めました。先輩の先生方の意見も聞きながら、私自身も勉強させてもらいました。
コロナ対策上、午前中に男子、午後女子という区分けで、一回戦一手2回の採点制で10人を選出、決定戦も同じく採点制で実施。上位5人が北信越大会に出場。
5県25人の中で、5人が北信越代表で全国大会に出場することになります。このような選考方法です
長野県を代表する中堅選手が集まり、すばらしい射を拝見しました。その中で、先生方の講評も含めてですが、気を付けてほしいことは、体配は、細かいところまで気を配り、息合いに合った動作が必要。
退場まで気合を抜かないこと。充実の会ではあるが、中るところ、ちょうどいい所で離しいる射がほとんど、もう少しの戦い、粘りがほしいということです。北信越に向けて、もう一段のレベルアップに期待します。
国体の最終選考会は、さすが長野県の国体選手はハイレベル、特に成年男子は、誰が出ても全国で上位入賞が狙えるのでは、と思いました。近年、女子の弓道人口の増加が著しく、長野県も同様に思います。
ただ、国体の予選をみておりますと女子の参加者が少ないので、まずは、秋の予選から多くの方に出てほしいと思います。これは、選手権も同じで四、五段の皆さんも積極的に参加をしてください。
国体選考会ですが、最終的には4部門、それぞれ3人しか選ぶことができません。選手の発表を会長がやるのですが、これは辛い仕事です。
最終選考会に残った選手皆さん、特に少年の皆さんには、ここまで残ってきたことが素晴らしいことで、選ばれなくてもどうか自信をもって、これからも弓道に取組んでほしい、とお願いしました。
これは強化部の皆さんも含め、かかわった関係者一同の気持ちです。そして、競技部、強化部はじめ、運営にかかわった皆様、準備をしてくれた皆様に感謝申しあげます。
最後ですが、この二つのハイレベルの試合を見ながら、正射必中とはいうものの「弓の中り」とは誠に不思議なものだと改めて思いました。
このレベルでは、あれでなぜ中るんだろうという射はないのですが、なぜ中らないのだろうという射に出会います。どうして・・・・。
何が違うのか、選手は、きっと考えるのでしょうが、それぞれ何を思うのでしょうか。
バックナンバー
- 2022.05.20. 令和4年度も5月半ばになって
- 2022.02.23. 書面議決をお願いした評議員会でのあいさつ
- 2022.01.01. 新年を迎えて
- 2021.11.17. 北信越選手権の感想
- 2021.10.12. 秋を迎えて
- 2021.08.29. 北信越国体の感想
- 2021.07.21. 遠的選手権の講評
- 2021.07.07. 近的選手権の講評
- 2021.07.04. コロナ禍の中で
- 2021.04.02. 会長就任挨拶